── スティーヴン・スピルバーグ(第66回カンヌ国際映画祭審査委員長)
偉大な愛の映画、そのひと言に尽きる。 この映画を見ることができたということ自体が、私たちひとりひとりにとって祝福に値するだろう。
映画が幕を開けた瞬間から、深い愛と胸締めつけられるような物語が、心に響きつつゆっくりと穿たれ、彼女たちとともにかけがえのない時間を過ごす。というのも、監督のケシシュは実に滑らかに無理のないストーリーテリングの術を知っているからだ。そのため、俳優たちもそれぞれの役を生きていて、まるで、現実の恋愛が目の前で繰り広げられているような感覚さえ受けた。
もちろん、ヒロインを演じるふたりの若い女優たちのすばらしい演技にも魅了された。主役のふたりだけじゃない。監督は役者たちすべての動きと演技に気を配り、息を整え、演じるための空間をつくりだした。そうしたことが、ときにはセリフ以上に重要だということを、彼は分かっているのだ。
そして、エマとアデルを演じたレア(・セドゥ)とアデル(・エグザルコプロス)のふたりの存在そのものが、演出の原動力となっているのも明らかだ。
こうしたことは映画史の長い歴史でもめったにないことだ。 それゆえ3人そろってのパルムドールこそふさわしいと思う。
- 傑作!──ユマニテ誌(フランス)
- この映画が評価されるのに時間など必要ない。見れば即座にその価値が分かる── プレミア誌(フランス)
- この映画を見ること、それはめくるめく時間を共有することだ
── ル・モンド紙(フランス) - パルムドール中のパルムドール!── パリジャン紙(フランス)
- 官能的であると同時に詩的。これこそ至高の愛の物語── ル・ポワン誌(フランス)
- アブデラティフ・ケシシュが放った矢が、映画の歴史を変えた!
── レ・ザンロクキュプティーブル誌(フランス) - 愛とその初心者にとって欠かせない映画── マリアンヌ誌(フランス)
- 眩いばかりの光が、私たちの目と心を開かせる── パリ・マッチ誌(フランス)
- 世界最高の天体望遠鏡にもまして、人間の計り知れぬ肉体と貌の神秘を探る映画、
それが『アデル、ブルーは熱い色』だ── リベラシオン紙(フランス) - セックスのない愛なんて意味がない。愛のない人生は最悪だ。
それがこの映画の要であり、最高のそして緊張感にあふれた愛の姿そのものだ
── LAタイムズ紙(アメリカ) - 優美に織りなされた物語、力強い演技、これはもう神がかりだ!
── ヴァラエティ誌(アメリカ) - この映画によってケシシュは、カサヴェテスやモーリス・ピアラら偉大な監督に並んだ
── ハリウッド・リポーター誌(アメリカ) - 完璧な映画。登場人物たちもストーリーも、すべて完璧。
しかも、思いやりと人生への共感にあふれている
── インディワイアー誌(アメリカ) - もしこの映画にケチをつけるなら、凡庸な人々が求めるうわべ飾りの代わりに、美学的真実のみに貫かれていることだ── タイムアウトNY誌(アメリカ)
- この映画についてさまざまなことが言われるだろう。だが、今、私が言えるのはただひと言、
『素晴らしい!』という言葉だけだ── NYタイムズ紙(アメリカ) - 迫真の演技、それがこの映画を混じりけのない真実へと近づけた
── スクリーン・デイリー誌(イギリス) - 純粋で情熱的!── ザ・ガーディアン紙(イギリス)